「プロフェッショナル 仕事の流儀」の反響も多かったという「放送第1回目」を今更ながら見ました。
第1回目は星野リゾート社長の星野佳路さんでした。
140億近くの赤字の会社をわずか3年で黒字に転換させた人で、その手法についてこの放送では多く語られていました。
すごく興味深い内容が多かったので、そのポイントについてまとめておきます。
140億近くの借金があった経営不振の会社で、従業員のモチベーションも下がるはずの状況で、どうやって従業員のモチベーションをあげたのか。
「信じる力が人を動かす」
この言葉でほとんどが言い尽くされています。
星野さんは、従業員に向かって言っていました。
「主人公はあなたなんです。」
「言いたいことは言いたい人に言ってください。」
社長が主役ではなく、従業員が主役。
なんでも主役なんだから、なんでも発言してほしい。
そんな願いが込められた発言でした。
「いろんな不安がある。
その不安を払しょくしたい。」
そういう星野さんは、1人1人の意見をうなづきながらすべて聞いて回ってました。
従業員は、社長が意見を聞いてくれるということで、心を開いて行ったんではないかと思います。
単純に、「あなたが主役だ」という言葉を発するだけではなく、1人1人とふれあい、その人たちの意見を尊重したからこそ、枝葉の部分まで、この文化が浸透したのではないかと思いました。
カルロスゴーン氏も日産の経営の立て直し時には、日本の各ディーラーに足を運び、現場を見て意見を聞いたと言います。
この辺は星野さんの手法と重なるところがありますね。
「社長は偉くない」
社長が偉そうにしていると、社員の士気があがらないと話していた星野さんは、自分の席はなく、いつも社員の席を借りて仕事をするそうです。
番組の中では、コールセンターのデスクを借りて仕事をする姿が映し出されていました。
こういうところもすごいですね。
「決めるのは社員。」
役員会議にフロントや料理人なども出れるし、その人たちが意見も行けるようにしている。
なかなかできるものではありません。
参加者が多くなればなるほど、意見が発散しがちになります。
この手法をうまく活用するためには、相当なファシリテーションスキルを持った人が会議にいないと実現できないでしょう。
口癖は「どうしますか」
自分たちで決めた結論なら社員も納得して頑張れる。
だから、任せる。
それが、星野さんの流儀らしいです。
なので、その意見を引き出すために「どうしますか」の言葉を多用する。
普通の会社の会議で、会議をまとめる人に求められる手法ではないかと思います。
「任せれば、人は楽しみ、動き出す。」
この言葉が、先述した内容を表す言葉だと思います。
トップダウンで言われてやることは、特に反対意見がなかったとしてもやらせられた感があるので、積極的にはならない。
積極的に、能動的に行動してもらうためには、この考えが重要だと私も思います。
「結論が正しいかどうかは誰もわからない。
だから、プロセスを大事にする。」
これはハッとさせられました。
いつも正しいことを追い求めていたり、メンバーにも正しさを求めていたりした自分がいたので、なるほどプロセスさえ大事にすればいいのかと、そうすれば簡単に物事は進められるな、という気づきを得ました。
「コンセプトに正解はない。」
選択肢はたくさんある。
最も正しいものではなく、最も共感できるものを選ぶ。
そうすることによって、推進力が生まれる。
これもプロセスを大切にすることと近い話ですね。
正解を追い求めすぎない。メンバーのモチベーションも意識をした結論にするということです。
なかなかできないことだと思います。
こうした方がいいんじゃないかというイメージがわいていればいるほど、その方向性とずれていると何となく気持ちが悪くなる。軌道を修正したくなるもの。
それをある意味押し殺して、自分なりに結論に納得をしないといけなくなることも多く出てくると思うので、この手法を心から納得しておかないとなかなかできないことのような気がします。
最後に、プロフェッショナルとは、
「常に完璧を目指そうとしている人」
常に自分の足りないことを理解していて、完璧になるなんてことはおそらく将来ないんだけど、それを淡々と目指していく、そういう人だと語っていました。
非常に参考になる話ばかりで、本当に面白かったです。
皆さんはどうだったでしょうか?
個人的に、手法や考え方で使えるものは使っていきたいと思っています。
2008年09月24日
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